【徹底解説】競馬のノミってなんのこと?5分でノミについて解説!

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競馬にはよく特有の単語が多く使われています。

その中でも特に使われているのが「ノミ行為」という言葉。

ではこの「ノミ」の意味ってご存知ですか??

なんとなく悪いことだという認識はあっても、おそらく競馬を始めたばかりの方はわからないと思います。

ここでは競馬初心者のあなたのために「ノミ」についてサクッとわかりやすく解説していきます!

覚えておくと競馬の話がさらにわかりやすくなると思いますよ!

     

ノミとは?

競馬におけるノミ行為とは、非認可で私設の公営ギャンブルを開催する行為のことで、日本では違法となってます。

基本的に馬券は認可のある団体からしか買えず、非認可でやっているノミ屋は全て違法となります!

つまり認可団体の代わりに胴元となってギャンブルを執り行う行為だということです!

ちなみにノミ行為自体は競馬だけではなく、競輪などのギャンブル系から投資、FXなどの金融系まで昔から幅広く行われていました。

最近はめっきり少なくなりましたが、まだまだ地方競馬等ではノミ行為が行われていて「ラーメン屋」「飲み屋」などの隠語を使って存在しているんです!

ノミ行為の語源は、客から馬券を買うお金を募って実際には馬券を買わない(お金を飲んじゃう)という所から「ノミ行為」と呼ばれていて、暴力団の資金源になっているとされています!

ノミ行為の危険性は?

前項でノミ行為は違法だと説明しました!

ノミ行為は行った側はもちろん、加担した客側も罰せられます。

さてもしノミ行為がバレるとどのような刑罰が下されるのか?

  • 胴元側・・・五年以下の懲役刑、または500万円以下の罰金
  • 客側・・・100万円以下の罰金

こういった刑罰が下される可能性があるので手を出さないことが1番だと思います。

それに加えてノミ行為にはもう一つの危険があります!

それは配当金が本当に支払われるかどうかわからない点です。

認可されている窓口で買うとしっかりと配当金が払われるという信用がありますが、非認可のノミ屋から買った場合は違います!

仮にノミ屋で買った馬券が的中した場合に払い戻しが行われずに逃げられた場合でも、そもそもが違法行為なため泣き寝入りするしかないんです。

確かにノミ屋が選ばれる理由として魅力的な部分も存在はしますが、かなりのリスクになってしまいますよね?

ノミ行為の仕組み

ノミ行為の仕組みは?

ノミ行為は具体的にどのような仕組みになっているんでしょうか?

ノミ屋は競馬の胴元のような立ち位置になるので、配当が出たら支払わなければ成立しません。

しかし客が負けた場合は、当然ノミ屋の支払いはゼロです。

そのため実際には、馬券を買わずに配当発生時のみ客に払い戻しをしているケースがほとんどになります!

ノミ行為の仕組み

本来、認可団体であるJRA等は全賭け金の25%を運営費として徴収しているため、馬券購入者に支払われる配当金は75%になります。

その運営費から賞金やスタッフの給料などが支払われていきます。

正規窓口の仕組み

しかし、ノミ屋の場合は競馬場を運営しているわけではなく、あくまでギャンブルを開催しているだけなので賞金等に回す必要がありません。

そのため馬券を実際に買わずともギャンブルを開催できるというわけです!

ノミ屋がいまだになくならないのはなぜ?

無くならないのはなぜ?

いくら違法だといってもまだまだ存在している「ノミ屋」

無くならないということは当然利用者も存在するということです。

なぜ客はわざわざ捕まるリスクのあるノミ屋を利用するのでしょうか?

それはノミ屋の方が配当が良いからなのです!

先ほど、JRAに比べて配当に回す割合が大きいと解説しました。

それにより客側も儲かる確率が上がるのです!

それに加えて馬券の購入金額も少し安くなっていて、1点100円〜買える馬券ですがノミ屋の場合は90円〜と安価に売られていることが多いのです。

予想が外れた人には、キックバックがあったりお茶やタクシー代などを提供したりと利用者に優しいサービスになってるんですね。

しかし何よりも魅力的なのが支払いのタイミングです!

JRAでは手元に動かせるお金がないと馬券は買えませんが、ノミ屋は1週間後でもOKという業者も多いんです。

最近は馬券購入の締め切りが1コーナーを曲がるまで、など非常に利用者に優しいシステムで運営されているのですね!

違法行為で捕まるというリスクを除けば、選ばれる理由がわかるような気がします。

ノミ行為で捕まった事件は?

過去に芸能界でもノミ行為で話題になった方がいます。

それはドリフターズの志村けんさんです!

志村けん
引用元:毎日新聞

約40年前の「20時だよ!全員集合!」の人気絶頂時にノミ行為を行ったとして、志村けんさんと仲本工事さんが競馬法違反で逮捕されました。

志村けんさんは少額であったため不起訴処分となりましたが、仲本さんと関係者1名は罰金刑となったそうです!

他にも、マンションの1室で開かれていたノミ屋や一軒家に大勢の人を集めた大規模なノミ屋などがここ十年でかなりの摘発にあっています。

これにより昔に比べてノミ屋の数が減っていると思われます。

まとめ

ノミ行為は昔からギャンブルと密接にありました。

しかし情報社会となった現代では、もぐりで隠れて行うには少々厳しい時代になってきているのかもしれません!

少しの甘い話に唆されて、逮捕されるリスクを背負うならやっぱり馬券は正式なルートで買った方が良いですね!

  • ノミ行為は胴元、客ともに違法行為
  • 正規馬券販売所より高待遇でギャンブルができる
  • 捕まる可能性がある
  • 逃げられる可能性がある
  • しかしノミ屋の数は減っている

この記事はノミ行為を推奨しているわけではなくノミ行為・ノミ屋にはこういった意味があって実態はこうですよというお話でした。

最後まで見てくれたあなたは、ノミ屋で馬券を買うリスクを理解頂けたかと思います。

馬券を買うなら正式にJRA認可の場所で買いましょう!!

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