戸塚ヨットスクールの現在は?過去にあった事件から成り立ちまで解説

eyecatch 競艇

戸塚ヨットスクールってまだあるの?

昭和生まれの方は印象強く残っているあのヨットスクール。

逮捕?自殺?体罰?過去に色々噂の絶えなかった愛知県にあるあの「問題のスクール」は現在もあるのでしょうか?

今回はギャンブルではなく、番外編の競艇絡みでこの戸塚ヨットスクールの現在について調査してみました。

     
  

戸塚ヨットスクールとは

戸塚ヨットスクールとは?

戸塚ヨットスクールとは、愛知県知多郡美浜町にあるヨットのフリースクールです。

スクールの名前は創始者である戸塚宏氏からきていて、1976年に開校された施設になります。

「オリンピックで通用するような一流のヨットマンを育てる」

という理念を掲げ開校し、これまで多くの不登校児や非行児、引きこもりのような情緒障害児を受け入れてきました。

創始者の戸塚宏氏は、沖縄海洋博記念「太平洋横断レース」にてヤマハ発動機提供のWING OF YAMAHAで41日間という驚異的記録で優勝したという実績があり、当初は普通のヨットスクールとして開校したが一人の不登校児の更生をきっかけに更生施設として有名になりました。

何が問題の学校なの?

前途した通り、戸塚ヨットスクールには非行児から引きこもり、不登校児が集まります。

そこでは実際に生徒への暴行や過度な教育、スパルタ指導などが行われていたと噂されています。

その中でも特に問題視されていたのは、死に追いやるような教育の仕方です。

いくつか明るみになった事件は生徒の自殺や失踪、病死などほとんどが生徒が亡くなるという目を背けたい事件ばかりで、これにより戸塚氏含めた複数人の関係者が一斉に逮捕されることになったのです。

創業者の戸塚宏氏はテレビ等のメディアで「服従させること」と述べており、体罰に肯定的な姿勢はずっと変わらないようで、恐怖による服従が一番の教育だと考えています。

過去の事件とは?

過去の事件とは?

戸塚ヨットスクールでの噂で、明るみになった事件はいくつもあります。

事件の詳細は検察側と被告側で食い違いがあるものの、出来事に関しては概ね間違いなく報道されています。

その中でも特に騒がれた事件をいくつか紹介します。

死亡事故(1979年2月)

当時13歳の少年が、教育と称した暴行後に死亡が確認された事件で、少年が激しい腹痛を訴えていたにもかかわらず、戸塚らは医師の診察を受けさせずに暴行を加え訓練を強制した末、少年は死亡した。

戸塚側は「低体温症によるもので体罰との因果関係は無い」と主張。

病死として不起訴扱いにされた。

失踪事件(1982年8月)

奄美大島での夏期合宿を終えた少年2名(当時15歳)が体罰から逃れるため、高知県沖の太平洋を航行中の船から海に飛び込んで行方不明となりその後、死亡が確認された。

この事件以降で、戸塚氏及びコーチらは監禁致死罪で起訴された。

死亡事件(1972年12月)

13歳の中学生が竹刀で殴られるなどの暴行により死亡した事件。

実刑判決(1997年3月)

上記含む数々の事故事件で戸塚宏氏に懲役6年、コーチ3人に懲役2年6か月から3年6か月の実刑判決。

その後、2006年に戸塚氏出所。

自殺(2009年10月)

寮の3階から18歳の訓練生の女性が飛び降りて死亡する事件で、3日前に入所したばかりの女性は他の寮生・コーチと共に布団干しの作業中に、約1.5メートルのコンクリート製の屋上のへりを乗り越え、路上に転落したそうです。

愛知県警半田署は自殺とみて捜査していて、事件後に戸塚校長は「突発的だった。管理態勢に問題はなかったが、所属した生徒が亡くなったことには責任がある」と話している。

現在の戸塚ヨットスクールは?

現在のヨットスクールは?

あれから数年、賛否両論の戸塚ヨットスクールは現在どのようになっているのでしょうか?

実は現在も戸塚ヨットスクールは変わらない教育方針で続いているんです!

なお現在は戸塚氏、コーチともに出所済みになっていて、変わらず引きこもりや非行の子供たちを受け入れているようです。

入所者の話によると、「現在でも体罰が行われることはあるが過去に行われた度が過ぎた体罰は減っている」といった声が上がっているが、体罰は教育に必要だという姿勢は変わっていないようです!

体罰の必要性は?

教育と体罰の話はずいぶん長い間議論されてきたテーマであって、今もなお取りだたされる問題です。

この話題について多い意見としては、「体罰が必ず悪ではなく、必ず正義では無い」という言葉です。

確かに体罰ができない状態での子供は大人を舐めてかかる傾向になり、体罰が絶対の環境ではまともな人格形成ができません!

法的にラインを決めるのも手だとは思いますが、その線引きも明確にしずらいため教育者や施設によっても方針に差が出てしまうことになっていきます。

筆者が思うこの問題の議論点は「度が過ぎている」「メンタルケア」の2点だと思っていて、体罰も含めて力強い人間を育てるという教育方針であるならばそれにあった内容で指導を行うべき。

この指導が度が過ぎていた場合は教育のラインを超えてしまい、教育方針から外れてしまうのでは無いか?

そしてそういう教育方針をとっているのならば、体罰が教育だと感じさせるようなメンタルケアまで徹底するべきでは無いかというポイントかと思います。

まとめ

ここまで戸塚ヨットスクールの現在について、解説してきました!

なかなか重いテーマだったと思いますが、向き合わなければいけない問題だと思います。

戸塚ヨットスクールの基礎情報から過去にあった事件までしっかりと解説させて頂きましたが、ご自身でも体罰の在り方について考えてみるのもいいと思います!

  • 戸塚宏氏創設のフリースクール
  • 事件・事故により何人もの死亡者がいる
  • 体罰は教育方針
  • 現在も変わらず存在している現在は体罰がむやみに行われなくなった

これらは今日のポイントです。

競艇のようなギャンブル関係の話ではありませんが、同じボート競技として知っておくといいと思います。

 

 

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