いよいよ日本でカジノを建設できる法案が通りましたね!
もしかしたら 「観光客が増える?」 なんて事をイメージされてる方も多いかなと思います。
確かに観光客が増える可能性は高くなりますが、その本質を理解していないと時代に取り残されることになってしまいます。
ここではカジノにより増えるであろう観光客が、日本に何をもたらすのかをわかりやすく解説しています。
来るべきカジノ設置に備えて基本て的な知識を得ておきましょう!
現在の観光客の数は?
現在、日本に来てる訪日観光客の数は3188万人にも及びます。
この数字は過去最高の数字となっていて、特にここ10年の増加率は凄まじいものとなっていますね!
それもこれもSNSの普及もありますが、日本の魅力が海外にも伝わっている結果なのではないでしょうか?
実際、諸外国に比べて日本は平均的に物価の高い国であるにもかかわらず、観光客が増えている事は誇りに思うと思います!
インバウンドの経済効果はなんと4兆4161億円にも上り、日本が訪日客のおもてなしに力を入れていることがわかります。
カジノに観光客が集まる理由
カジノに観光客が集まる理由として一番大きい理由は、やはり娯楽としての楽しみが一番の理由なのではないかと思います。
今までの観光客として日本に訪れるのは、日本の文化に興味がある層の観光客やアニメ好きなどが大半を占めていましたが、カジノができるとしたらカジノ好きの層も取り込める可能性が出てきます。
カジノはほぼ世界共通の娯楽という事で日本にある他の物に比べて敷居が低く、遊戯としてもかなり人気の部類なのでカジノ目当てに訪日する観光客はかなり多くなると予想されます!
諸外国のカジノ含むIR施設にも多数の観光客が訪れていて、特にマカオなんかは税収の9割がカジノ関連となっているなどそのカジノ人気は凄まじい物です。
元々観光客の多い日本ですが、カジノが建設されることで文化をさらに世界へ発信でき、経済不振の打開策になるかもしれないですね。
観光客が集まるとどうなる?
観光客が増える事で良くも悪くも影響が出ると思います。
これから日本に文化としての「カジノ」ができると言う事で、メリットデメリットをまとめてみました!
メリット
高い経済効果
観光客は日本に来ると、当然現地でお金を使うことになります。
現地で消費行動があると、税収が上がったり現地の収益にもなりますよね!
たくさんの観光客が日本に来て、現地の物を買うというプロセスが高い経済効果を生むことになるので当然、観光客の数が増えれば増えるほど日本の税収や雇用が増え市場規模が大きくなっていきます。
地域活性化
観光客が増えるとそれに対応すべく雇用やサービスが増えていきます。
働き口が増えるという事は仕事にあぶれた人たちが、新しい分野の仕事を始める事ができるので税収と収入格差の解消に効果的です!
それにそれで得た収入は必然的にどこかの消費に周るので、より経済活動が盛んになっていくというメリットがあります。
国際的な交流
訪日する観光客は日本にいる間は現地人と交流をする機会が増えます!
交流が増えるとその国の言語や新しい文化などに触れることになり、日本に新たな風が吹くことになりますね。
実際に日本に海外文化が入ってきて良い経済効果が出たと言う事例もあり、逆に日本の文化に触れた観光客が帰国して日本の文化を広めてくれるという可能性もあります。
外国人アレルギーがまだ残っている日本人にはいい方向に働くのではないでしょうか?
デメリット
オーバーツーリズム
観光客を呼び込むことに成功したとしても、それを受け入れる体勢が整っていなければイメージダウンに繋がります。
宿泊先の不足やサービスのクオリティダウン、交通過多など様々な要因があり、それらは直接経済を冷え込ませる要因にもなります!
招致する際に宿泊先を分散させる対策や基本サービスのマニュアル化など、先々に対策を練る必要があり日本全体で取り組む問題でもあります。
なるべく大勢の観光客に楽しんで頂くためには事前に、しっかりとした構想を立ていろいろな可能性に対応するために教育を徹底することが先決になってくると思います。
治安の変化
文化や価値観の違う人々が大勢交わると治安の変化が起こります。
それは国によって違うモラルが入り交じることで良し悪しの基準が曖昧になるからで、実際カジノだけじゃなくリゾートや観光地にも同じような現象が起こっています。
日本は諸外国に比べて謙虚で団体意識が強いので、そのギャップに違和感を覚えトラブルに発展する可能性や、海外と日本でそれぞれの犯罪に対しての認識の違いなどが懸念されます。
これら治安問題の解決策としては、日本の警察の権威性を高くし見逃さない姿勢を貫くことです。
海外では軽罪でも日本では重罪になってしまうなんて場合もあると思いますが、そこは日本です。
日本でダメなものはダメ!の姿勢を崩さないのはかなり重要になってくるのではないかと思います!
地方の衰退
カジノ設置地域はかなりの確率で人口密度が増えます。
それに伴い雇用や税収が上がり、交通網などが整備されていく事になると思います!
しかしそこに経済や人口が偏ってしまうと、どうしても地方の消費が落ち込んでしまいますよね。
観光客による消費がなかった地域でも、現地人の消費が落ちてしまう事は経済格差を広げることになってしまいます!
これを解決するためには、地方にもカジノに関連したコンテンツを作ったり、魅力的な部分を推し出すためのプロジェクトを作ることです!
カジノをしていない時間に電車等でその地まで行けるように、ツアーを組んだりなんかもいいかもしれません!
観光客が増えた事例
ここまで読んで「メリットデメリットはわかった、でも本当にカジノは観光客招致に効果的なのか?」 と疑問に思う方もいるかもしれません!
では、実際にカジノを設置して観光客が増えたことで経済的に効果のあった事例をいくつか紹介します!
日本のモデルケースにもなっている国もあるので要チェックです!
シンガポール
シンガポールは2010に「マリーナベイサンズ」「リゾートワールドセントーサ」の2つのカジノが郊外内に建設されたのが始まりです!
ここは日本が見本にするモデルケースでもありますので、シンガポールのIRをみると日本にできるIR施設が大方イメージできるかなと思います。
観光客数が2010年以降は185%増加したという驚異の経済効果を発揮しています!
シンガポールは治安対策として街全体のブランディングとあえて施設を少数に絞ることで、周辺の景観を損ねずこの2箇所に観光客をまとめることを徹底しています。
ラスベガス
ラスベガスは何も無い荒野にギャングがカジノを建設し出したのが始まりなのですが、1980年代まではあくまでカジノの街として存在していました!
しかしだんだんと街の運営が民間企業や行政に移っていき、カジノの街からファミリー向けリゾートに大変貌を遂げました。
ショーやイベントも多数あり、大人から子供までターゲットにしたアミューズメントタウンとして世界的に有名になっていますね!
友好的な招致の仕方は?
では観光客を友好的かつ効果的に集めるにはどうしたら良いのか?
それはIRに日本の文化を取り入れる事ではないかと思います。
観光客にとって日本は外国となりますが、同時に旅行先にもなります。
基本的に知らない土地や異文化の土地に順応しようとするのが人間です!
そこで日本の文化としてルールやモラルの遵守を根付かせる事で、現地人ともいい交流ができ日本で守るべきルールを把握してもらうようにする。
例として、服装の制限を定める事でルールに対しての認識を植え付けることができます。
それに加えて招致国である日本サイドも、国としての認識を変えていくことが需要になっていくのではないでしょうか?
他国に合わせる事が多かった文化である日本が、自国の曲げられないルールをしっかりと意識する事で「ルールを守った方が居心地がいいなら守ろう」という認識になってくるのではないでしょうか?
それを踏まえると開催地の選定というのは非常に大事なポイントになってくると思います。
それなりに国交のあり歴史・文化の根強い地域出ないと上記の対策は打てません。
自国民が認め、異国文化にも対応できるエリアを選ぶこと、これがカジノによる日本誘致の成功の鍵になると思われます!
まとめ
ここまでカジノができることによって観光客が増えてくるとどんな影響が出るか理解頂けたかと思います。
しかし実際はどうなるかは絶対ではありません!
日本に観光客が増えてきている事とここで紹介したメリットデメリットを理解して、日本にカジノができた時に時代に流されないようにしましょう!
これから入ってくる新しい時代を楽しめるよう、他のページで紹介してるカジノ関連の記事も読んでみることをお勧めします!